2018年3月20日火曜日

医者にも色々な形があるように、助けるっていくつも方法があると思う



「こんな悲惨な状況を見て、手を差し伸べてあげないカメラマン、ひどい!」
というような反応をしたことありますか?

私もそう思ったこと多々あります。

でもね、これってさ

「何かの状況に対して助けるのは
一つの方法しかない。
カメラを放り投げて
干渉すること。

他の方法は意味ないし
その状況のためにならないし
下手すると許せない」

と言っているわけですよね。



この状況、もう少し上の方から見てみようと思いました。
(何も、自分が神の目を持っているとか
そんなんじゃないですよ。笑



顕微鏡などで観察する時
10xで見えるものと
20xで見えるものって違いますよね。

なので、今まで結構近づいて観ていたものを
カチっ カチっと倍率を下げて
もう少し遠くから全体像を見てみようってことです。

例えばね、
レイプされている人がいて
たまたまカメラマンが通りかかります。

2つの選択があります。

①カメラの機材を放り出して助けに入る

②カメラを回し始める

私たちは①をして欲しいとカメラマンに願っていますね?

いろんな可能性考えられますが

カメラマン、日頃から喧嘩などしていないので
助けに入るとボコボコにされて、
女性ともども犯人に逃げられる、もしくは殺される

殺されなかったとしても
「証拠」がない状態では
犯罪をきちんと検証できなくて
女性もカメラマンも、悲しい結果に。。となるかもしれません。

次に、②のカメラを回すということをしたとします。

どんなにその方は今スグ駆け寄りたいと思いながらも
それは、できる人に任せる

自分ができる一番のことはカメラを回して
証拠をとること。

実情を他の人に知ってもらうこと。

カメラマンは批判されることも承知です。
なぜこの女性を今すぐ助けないの?

でも、カメラマンは自分ができる一番最善なことをしているのです。

この映像のお陰で
犯人は逮捕され、
刑務所に隔離され、
これ以上の犯罪がでるのを防いだ

そういう可能性もあります。

カメラマン、何も手出ししないで
カメラを回しているだけなんて・・と言っている私たち。

私たちこそ、
その場にいて最善を尽くしていらっしゃる方を
「何もせず」ただ批判しているものじゃないかなと。


ちなみにね。
医者にも色々な形があるって
題名につけたのは、

内科医がいて、外科医がいてってというカテゴリー分けについて
言ってるわけじゃないですよ。

直接臨床に関わっている方
本当に尊敬していますし
素晴らしいと思います。

ただね。それだけがその患者さんを救う唯一の方法じゃないんですよね。

その患者さんを助けるために
その患者さんに一度もあったことのない
裏で本当に熱心に研究を続けて下さっている医者がいます。
必要なデーターベースを開発している医者がいます
最新の治療器具を発明している医者がいます。

臨床をしない医者は
さも、医者ではない、というぐらいの扱いを受けている医者も
いらっしゃるのではないかと思います。

でも、臨床している医者が
自信をもって
現場にいて、
この治療を、あの治療をと患者さんに処方できるのは
研究してくださる医者や他の医療者のお陰です。

色んなポジションで
患者さんに直接関わる、関わらない、関係なく
その患者さんのために多くの働きがなされていて
働きの一つだけが
素晴らしくて
それ以外の働きは評価されない。むしろ批判されることは
あまりにも狭い視野からのこと。

もっとね。
顕微鏡の拡大率、上に上にあげていった見方しましょ!

というのが今日の私のつぶやきです。

あ、ちなみにね。
私も医者らしくないことしているように写っているかもしれませんが
結構ね、私なりに「医者として」貢献しているんですよ!
(って自分の位置アピールに終わる。笑)


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