最近つくづくお金を使わない生活をしたいと思うようになってきています。
毎月払っている家賃、電気、ガソリン、食事などの為に働き続けなければいけない私たちの文化はどこか間違っている気がして。
どこかでお金なしで(もしくは政府からではないお金を作って)生活しているコミュニティーがあったような気がして検索していたら、この本にあたりました。
「ぼくはお金を使わずに生きることにした」 マークボイル
読む前はただの自給自足とか物々交換とかそれぐらいの話かと思っていましたが、
私たち一人一人がどれだけ知らず知らずに 環境を汚染しているのかとか
本当に大切なものを忘れるような生活をしていることを
とても明るい口調で、嫌みがなく、分かりやすい話にしていて、すご〜く良かったです。
無料で何百人、何千人規模のパーティーを開くって本当に可能なんだ〜と感心したり、
冬の寒い中外でシャワーする描写とか
普段安すぎて気にもとめないボールペンなんかが、入手困難だったり
すごくおもしろかったです。
さて、先日主人と日本人の友達数人との会話
主人「世界中どこでも行けるとしたらどこに行きたい?」
友達 「ヨーロッパとか、東南アジアとか!」
主人「北朝鮮は?」
友達「え〜?特に行きたくないけど」
主人「どうして?」
友達「だって日本人誘拐するし、怖いじゃん」
この会話で何か思うことありますか?
戦争は悪い。
戦争を起こしている政府は悪い。
あの国とあの国の対立どうにか話し合いで解決しないの?
そういう風に誰でも一度は思ったことあるでしょう。
でも、その社会を作り上げているのはまぎれもなく、そういうことを思っている私たち一人一人。あの人達は怖い。悪い。私たちは関係ないと分裂している社会。
政府が悪くて、自分達はただ従うしかない小さな一人と思っていませんか?
この一人一人が変わらなければ、社会が変わりません。
北朝鮮怖いと思っている私たち。
多分本質的な度合いからいけば、米国の方が北朝鮮より遥かに悪い事をしていると思います。(こういうことに関しては私は良くわからないのですが。)
なのに、米国に旅行することは北朝鮮に旅行するということに比べて怖くないと思うのはどうしてか。
その自分の心を吟味する必要があるかもしれません。
一人は小さいけれど自分できることをした人というのが
上記の本の著者なんだと私は思います。
そしてそういう小さい一人が行動を起こした時
周りにおこる巨大な力とかエネルギーとかがすごいな〜と思いました。
本当に世界を変えるだけの力があるんじゃないかと思います。
全ての人が今の世の中でお金なしで暮らした方がいいとは思っていません。
不便で野蛮な生活をすることが美というわけではないと思います。
でも、便利で早く、自分の利益だけを追求する余り何を犠牲にしてきたか
それを知らないでいないで欲しいということで彼もお金なしで1年間暮らすということをしたんだと思います。
自然と調和しながらもっと高度なテクノロジーを開発することは可能だと思います。でも自分のことばかり考えていたら、今と変わりません。やはり人間の心が変わってこそ、高度なテクノロジーも使えるようになるんだろうなとつくづく思います。
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