以前、良性発作性頭位眩暈症で数年患っていらっしゃる患者さんが私の診察にまわってきました。
耳鼻科では薬はもらったが、特に良くならないので飲んでいないとのことでした。
めまいを改善するちょっとした動作でEpley法というものがあります。
(その数日後私自身もめまいの発作がおこり、このEpley法に助けられたというハプニングもありました!)
Epley法は検索したら色々でてくると思いますので参考にして下さい。
(右を向いたら眩暈が起こる場合病側が右となります。)
このエクササイズをしている間はかなりクラクラしますので、心の準備をしてから取り掛かって下さいね。一日何回とか、そういう決まりはありません。クラクラが良くなるまで何度もします。
さて、米国では保険のシステム上、薬もできるだけ(高価なものは)ださない、検査も手術もできるだけしない方が病院の為になる場合も多く、医学部の時や研修中も薬以外の方法で疾患を治すことも自然に教えられてきた気がします。
患者さんとお話をしていると、病気は薬なしでは治らないと思っていらっしゃる方も多く、薬なしでもちゃんと病気は治るということをまず医療従事者が再認識する必要があると思っています。
確かに薬の恩恵を受けてよくなる方も大勢います。
でも薬がある一定の期間で効かなかったり、他の薬に変えても効かなかったりするともう後は手立てがありませんと言われるケースもあるようです。
これも以前診たことがある女性の話ですが、
右腕の使い過ぎでテニス肘になってしまい、
5年程痛い思いをしていたそうです。
もう3件も整形外科に行ったということですが、ステロイドの注射を何度もした後なのでこちらでは治療することができませんと言われて困っていたようです。
テニス肘には調査によって有効だと証明されている運動方法があります。
ストレッチやキネシオテープを追加するともっといいのですが、
そういう方法を紹介しましたところ、やはりこの方も今までストレッチの方法でさえ教えてもらっていなかったということでした。
Epley法の説明をする時間や、テニス肘の運動方法を教える時間というのは忙しい診療の中ですることは難しいかもしれません。それでもこのちょっとした時間が患者さんを救うことになるかもしれません。「こちらでは治療はできません」から「他にもこういう方法で治療ができますよ」と伝えられる医療従事者になりたいと思っています。
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