2015年10月14日水曜日

「大丈夫、治りますよ」

「大丈夫、治りますよ」

いつからそういってくれる医者がいなくなってしまったのだろうか。

「治りませんよ、一生のお付き合いです。コントロールするだけです」
それを万人に言うことが正しいとされている。

そりゃ、その方が医者は楽だと思いますよ。

その人が治ったら、良かったですね。の一言ですし
治らなかったら、医者が言った通りですから、
どちらに転んでも痛くない。
人間100%死ぬわけですから、当たり前といっちゃ、当たり前です。

でも、本当に患者さんに治って欲しい
どんなにこの先あやういと思っていても
希望を持って自分の体が自分を治す力を信じて欲しい
そう願う医者は
必要な患者さんには、この言葉を発するのではないでしょうか。

その言葉を発することで
医者が負う責任を考えてみてください。

治らなかったじゃないか。(怒り)
詐欺師呼ばわり
下手すれば法律違反?医師免許剥奪
家族を失い、家を失い、信用を失い??

どれだけの覚悟を持って
「治りますよ」
と言ってくれているのか感じますでしょうか。

私には愛と勇気をそこに感じます。

森美智代さんは甲田先生に
「治りますよ」と言っていただいたから
難病を克服できたのだと思います。

甲田先生の覚悟が
きっと伝わったのだと思います。

田中佳先生の本の中で
頭を打った小さなお子さんは、
安らかに寝ていれば
心配しなくてもいいです。
「大丈夫ですよ」
と書かれていた場所があります。

それをみて、私は本当に感動しました。

この言葉を書くことに
どれだけの覚悟があったのか。。

そしてどれだけの母親が救われたか。

田中先生からの愛の波紋を
しっかりと受け取りました。

人によっては治りませんよ、
と言ってあげた場合がいい時もあると思います。

でも、すべての人にそういうことが最善の行為でないんだろうな。

0 件のコメント:

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...